
「9.11の映像から始まり、いじめ教師による体罰、リストカット、盗撮、暴力への衝動、集団レイプ。
自分がいるこの世界にうんざりしながらも、自分自身を変える道も世界を変える方法も見つけられない若者たちの強い憤り。その抑圧感から来る破壊願望を描くために詰め込まれた病理は毎日のようにテレビや新聞で見聞きするものばかりだ。過度の羅列が滑稽に見えてしまう危険を冒しても、今の俺たちの世界を描ききろうとする執念に近い創作意欲と、複数の物語をまとめあげていく手腕が力作を誕生させた。」

今作の監督、中島良は在学中、対人恐怖症からひきこもりになり大学を中退。自分の居場所をどこにも見いだせず、精神的に追いつめられる日々の中で「誰かとつながりたい、それによって自分自身の殻をやぶりたい」と考え、映画製作を決意。四年間をかけてこの作品を完成させた。2007年のぴあフィルフェスティバルでの入選後、作品は世界の映画祭で高い評価を受けた。
●第26回バンクーバー国際映画祭 ドラゴン&タイガー・アワード (カナダ)
●第37回ロッテルダム国際映画祭 (オランダ)
●第7回ニューヨーク・アジア映画 フェスティバル 最優秀新人作品賞 (アメリカ)
●第10回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭 (アメリカ)
●第5回メキシコ市国際近代映画祭 (メキシコ)
●第14回ブラッドフォード国際映画祭 (イギリス)
●ニッポンコネクション 日本映画祭 (ドイツ)
●日本映画祭LA (アメリカ)
●第10回バルセロナ・アジア映画祭 (スペイン)
●第16回レインダンス映画祭 (イギリス)
●マサチューセッツ工科大学 上映会 (アメリカ)
●第10回ノルチェピング国際映画祭 (スウェーデン)
作品の評価を受け、監督の中島は映画製作会社に入社。
今後の日本映画を担う若手俳優林遣都、山下リオを主演に迎えた映画「RISE UP」で商業監督デビューを飾った。

